こんにちは大塚です。
今回はエンジンの熱害で苦しむオーナー様が1度は悩む冷却パーツの選択…
これについて何がどうなのかご紹介いたします。
冷却系のパーツは何があるのか…?
車の冷却パーツは様々ありますが、S660の場合代表的なのが水冷エンジンですので当然ラジエター。それからオイルもエンジンを冷却や潤滑させている大事な部分です。
それからターボも付いていますのでインタークーラー。
当り前ですが空気や風の冷却。
中には周りから水を噴射して冷却させるものもありますが、今回はオイルクーラーのお話をさせていただきます。
S660のオイルクーラーの種類
S660にオイルクーラーを付けようとした場合、メジャーなのがHKSさんのオイルクーラーキットでしょう。それにT-racingさんのオイルクーラーにトップヒューエルさんの水冷式オイルクーラーもあります。
HKSさんのオイルクーラー
出典http://www.hks-kyusyu.co.jp/
HKSさんのオイルクーラーはエンジン直にサンドイッチブロックが付くシステムなので基本オイル圧力センサーが付きません…ですがオイルの圧力センサーを付ける人はHKS北九州の方に言えば付くようにして下さるそうです。価格も一緒だと言っていました。
出典http://www.hks-kyusyu.co.jp/
専用のボルトオンキットで、オイルクーラーを立てて取り付けています。
付けるのはホース以外簡単。
オイルのホースはちゃんとついていなかった場合漏れて出てくる可能性があるため自信のない方はショップでされるのがお勧めです。
HKSさんのオイルクーラーはエンジンのミッション部分と燃料タンクの間に設置して、導風板から風を取り込み、コアを冷やすことでオイルを冷やす仕組みになっています。
これと似ているのがT-racingさんのオイルクーラーですね。
T-racingさんのオイルクーラーキット
出典http://t-racing.net/
HKSさんのオイルクーラーと一緒でコアに導風板が付いてエンジンミッションと燃料タンクの間に取り付け、導風板から風を受けてコアを冷やす仕組みです。

こんな感じ
勿論どちらもよい商品ですが、大きな違いはこちらはサンドイッチブロックを付けるのにスペーサーを1つ入れますので簡単に社外のオイル圧力センサーが付けられるのが特徴です。
上の画像のこれがスペーサーです

分かりずらいかもしれませんがこの赤い部分から上がセンサーです
サンドイッチブロックが2重になっていない場合ベルトが干渉しやすいのでセンサーがついても配線が切れたり干渉したりしやすいため付けにくくなっています。
それからコアの取り付けは縦ではなくて横になっていますので風の当たり方はこちらの方が全体に当たると思います。

上がT=racingさんで下がHKSさん
出典http://www.hks-kyusyu.co.jp/
この違いがあります。
ですがデメリットとしてサンドイッチブロックが2重になるのでオイルフィルターがさらに下についてしまいますので衝撃が心配ですね。

こんな感じ
更に2重になっているためオイル漏れの危険は上がりますがゴムパッキンは2重になっているものを選択してあります。
出典http://t-racing.net/
そうそう当たる部分ではありませんが、ここが当たったら更に下がっている導風板は粉々かもしれません…。
っと言ってもベッタベタに車高を落とさない限りそんな心配はしなくていいと思いますが(;´・ω・)
クーラーのコアはポルシェやフェラーリでも純正で採用されているセトラブ製です。
出典http://t-racing.net/
更にホースはマフラー付近を通すためにナイロンメッシュホースに1100度まで対応しているサーモスリープで
出典http://t-racing.net/
価格は80000万円に消費税と送料です。
水冷式オイルクーラー
水冷式オイルクーラーとは、文字通りラジエターの冷却水を利用してオイルを冷やすと言う物です。
メリットは真夏の渋滞で停車中でもエンジンが回っていれば冷却している事と、真冬は逆に油温を適温まで速く上昇させることが出来ると言う事と、オイルの圧力が損なわれない事などにあります。
このシステムをトップフューエルさんが出しています。
出典http://minkara.carview.co.jp/
非常にいいシステムなのですが、配送していただけないのがデメリットでしょうか…トップフューエルさんで取り付けないと売っていただけません。
価格は本体価格が50000円
取り付け工賃35000円
オイルフィルター1600円
エンジンオイル4250円+クーラント補充です。
三重県にありますのでお近くでしたら良いアイテムではないでしょうか?
まとめ
S660にはエンジンオイルが2.5リットルほどしか入らないのに水冷式オイルクーラーやオイルクーラーも付いていません。
真夏の走行はエンジンオイルの温度が100度を超えてしまいやすいのでオイル事態の劣化も早くなってしまう事は当たり前ですが、走り方によってはエンジンそのものにも非常によくありません。
ですのでオイルクーラーか水冷式オイルクーラーは付けた方がいのです。
オイルクーラーだとHKSさんやT-racingさんがだしていますが、HKSさんだとサーモスタット付きのサンドイッチブロックが1枚なのはいいのですが、オイルの圧力センサーを付けたい場合はベルトに干渉しやすいのできをつけてください。
更に導風板は金属で出来ていますので下をこすっても、ひどく当たらない限り削れるだけで、ダメージは少なく済みます。
その代わりにオイルクーラーは縦置きで風は当たりにくいかもしれません。
T-racingさんのオイルクーラーは圧力センサーは付けやすいのですが、サーモスタットなし、
サンドイッチブロックは2枚付けないといけません。
サンドイッチブロックが2枚と言うのは取り付けの難しさとオイル漏れの危険性が1枚の物より増し、オイルフィルターの損傷の危険が増します。
ですがコアは横置きで送風版も金属より軽いFRP素材で出来ていまして、風はガンガン当たる場所にセットできます。
コア自体もホースもサンドイッチブロックも何もかも良い品で構成されており、性能は安心して使えるものになっています。
トップヒューエルさんの水冷式オイルクーラーはエンジンオイルの圧力も損なわずに水の温度を利用していますので冬は温めるのが早く夏はエンジンがかかっていれば渋滞でも冷却効果があるものですが、取り付けがこのショップでしかしていただけないのがデメリットになります。
どちらにしても夏までには必ずつけたいパーツに間違いありません。
それでは次回もお楽しみに(=゚ω゚)ノ