こんにちは大塚です。
今回はボディ補強の話をさせていただきます。
ボディ補強事態のメリット
ボディを補強する理由として考えられるのは基本的に車本体がロールすることを抑えるのでサスペンションが良く仕事をしてくれるようになり、サスペンションがロールすることによって車の走行が安定して、ハンドリングが良くなり、結果運転しやすくなる。等があります。
ではどんな補強パーツがあるかと言えば、車によっても出ている社外パーツは違いますが、タワーバーやロールバー、ピラーバーにロアアームバー、サイドバーにアンダーパネル等他にも沢山あります。
これらのパーツを付けるだけでもかなり車の剛性が上がります。
ボディ補強の注意点
ですが車を補強すると言う事は、車に対する衝撃をサスペンションで吸収しなくてはいけません…。
もしサスペンションで吸収しきれなかった衝撃はもちろんボディで衝撃を吸収することになります。
ではボディのどの部分で吸収するかと言うと、ボディの弱い部分にかかってきます。
例えばS660の場合ブレーキングで一番力がかかってくるのは補強の弱いタルガトップの天井部分です。ここを補強してあげるだけでも他の全体に力が分散してもっと車が安定します。
更に車体下のラジエターホースが入っている窪みもコーナー旋回時に力が逃げるポイントになっています。ですのでクスコさんのセンターパネルを付けたら即座に体感できます。
他にコーナリングではサスペンションが吸収しきれなかった力は当然サスペンション取り付け付近から力を分散しようとします。
ですのでこの部分を補強してあげるのです。
何かを補強したら何かに分散されていきます。こうしたことを踏まえて車の剛性を上げていけば
より高い次元でのボディ補強が出来るでしょう。
ですがボディ補強はそう単純な話でもありません。
ボディ補強とサスペンションのバランス関係
先ほどボディを補強すると車はロールすることを抑えサスペンションがロールすることによって車が安定して運転しやすくなると言いました。
このサスペンションが能力以上の衝撃を受けたとしたらどうでしょう?
この場合当然車体が衝撃を吸収することになります。例えばある車のサスペンションの能力をマックス10とします。ここに13の衝撃が来たとします。そうするとサスペンションが10まで吸収して残りをボディが残りの3を吸収してくれます。
ではこの車の補強をさらにして衝撃を吸収しにくくしてしまった場合、ボディが1しか吸収出来なかった場合サスペンション10と残りの2を吸収しようとしますがこのサスペンションは衝撃を10までしか吸収できません…
この結果サスペンションが底付きをして車の挙動が乱れ、結局運転しにくい車へとなってしまうのです…
まとめ
ボディ補強は色々ありますが、闇雲にパーツを付けても早く走れませんし、いいセッティングなんて出ません。
一つのパーツを付けたら必ず走ってどうなったか確認するようにしてください。
買った時からついているものは一度外してみるのもいいと思います。そうすることでトータルでどうなったか、どうしたらいいのかがわかるようになっていきます。
それから走るコースや場所によってもセッティングはかなり変わってきます。タイトなコーナーが続く場所ではボディ補強がかえって邪魔する事だってあり得ます。
ですのであなたの状況に応じて最初から一つ一つやっていくのが近道だと思います。
付いているパーツが付かなかったらどうなるか知らなかっただけでもバランスはとりにくいですのでそうしたことを踏まえて是非やってみてください。
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