絶対早くなると言われる太いタイヤの装着がs660にも言えるのか?
こんにちは大塚です。
今回はs660が太いタイヤを履くとどうなるのかをご紹介いたします。
まずはタイヤを太くしたときのメリットデメリット。更にタイヤが細い時のメリットでメリット。
最後にs660での検証をしていきたいと思います。
太いタイヤのメリット
車は基本タイヤが太くなると速く走れるようになります。その理由は太いタイヤにするとグリップ力が大幅にアップすることによって加速。減速、曲がる、と言った基本行動が細いタイヤよりも限界値が上がるためです。
タイヤを太くすると言う事はタイヤの地面との接地面積が増えると言う事です。そうするとトラクションもかかりやすくなるために加速性能がアップし、ブレーキングもグリップ力がアップしている為に安心して踏んでいけます。更に接地面積が増えると言う事は
タイヤの面圧が低くなると言う事ですので(接地面積が上がることによって圧力が分散するからです)、いつもより早いスピードでコーナーに侵入できます。
つまり今までよりもさらに荷重移動しなくては行けなくなりますので、コーナリング性能が高まるというわけです。
太いタイヤによるデメリット
まず一番最初に出てくるのはパワーが食われるといったとこでしょう。
これはタイヤとホイルがが太くなったためにバネ下重量が上がり、エンジンパワーの伝達がその分低下したと言う事です。
そしてタイヤの面圧が下がることによってさらに荷重をかけてやらないと曲がれないアンダーな特性になります。もちろんしっかり荷重をかけてやることによって良く曲がるようにはなるのですが、荷重をかけてやれない方はアンダーじゃんって思うかもしれませんね。
更にタイヤのキャンバー角を付けていた人はリセッティングする必要があります。
タイヤの面積が上がっているため、浮いている部分が細いタイヤより太いタイヤの方が地面とタイヤとの距離が離れるので少しキャンバーを起こしてあげないといけません。
長方形の箱をイメージしてください。面積の小さい方と面積の大きい方にそれぞれ同じ角度を付けた場合に浮いている部分はどちらの方が高く上がっていますか?
当然面積の大きい方ですよね(*´ω`)
次に軽快だったハンドリングの低下
これはタイヤ面圧が高い細いタイヤでは直ぐに反応していたコーナリング侵入時ですが、太くしたことで面圧が下がり、面圧が上がる所まで荷重をかけて初めてその反応が出るために反応が遅れるのでハンドリングが低下しているように感じます。
細いタイヤのメリット
次に細いタイヤのメリットですが、やはり面圧が高いという事による軽快なハンドリングでしょう。そしてタイヤもホイルも軽いのでエンジンパワーの伝達が上手くいくようになり、パワーが上がったように感じます。
細いタイヤのデメリット
軽快なハンドリングは良いのですが、タイヤの面圧がかかりやすいのでその分限界値が太いタイヤよりも低い事にあります。その為にコーナー侵入時は良いのですがコーナリング中はどうしても太いタイヤに負けてしまいます。
更に細いタイヤはコーナリング限界値を高めるためにキャンバー角を太いタイヤより角度を付ける事が多いので、内減りしやすい傾向にあります。
s660のタイヤは太い方がいいのか?
では本題に戻ります。s660の場合基本パワーがない上にその合成上重く作られています…
フルノーマルの状態ですとタイヤを太くするメリットよりもデメリットの方が大きくなります。
次にサスペンションと補強を入れて、コンピューターのチューニングした車ではどうでしょう?
流石にメリットが少し出てきます。ですが費用対効果で言えば、ホイルにタイヤもすべて変えなくてはいけませんので20万円は超すことになりそうです。
その金額を出すなら他のチューニングパーツやHKSのGT100Rターボキットの購入の方がいいと思います。
ではターボキットまで付けた車ではどうでしょう?これはもうやる価値はかなりあります。
ですがタイヤ代は上がりますのでご注意を(笑)
私の車での話で言うならこの段階で確実にブレーキキャリパーとローターの交換もお勧めします。
勿論スポーツ走行のみに焦点を当てているので普段使いが多い人はそこまでやる必要はありませんよ(*‘∀‘)
それでは今回はこの辺で。またお会いしましょう(=゚ω゚)ノ
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