絶対早くなるコーナリングとブレーキングとは
出典nissan-motorsports.com
こんにちは大塚です。
今日はコーナリングとブレーキングについてもっと詳しくお話しようと思います。
ここで理解する事は、勘違いしやすいコーナリングとブレーキングの考え方を修正して、練習に励むための解説です。
コーナリングとブレーキングのポイント
タイヤは縦グリップと横グリップがあることは別の記事でお話ししました。
この特性を理解してコーナリングの練習に励むのは一緒なのですが、この話をもう少し突っ込んでみましょう。
流れは一緒です
まず発進してアクセルを抜き、リアからフロントに荷重移動できる準備が出来たらブレーキング。
ここでブレーキをリリースして縦グリップを弱めていき横グリップに比重を上げてハンドルも切ってクリッピングポイントへ向かっていきます。
ここで注意ですが、縦グリップが強い時は曲がることが出来ません。曲がるためには横グリップを強くしないと曲がりません。
そのため、ブレーキのリリースが必要になってくるのですが、ここでポイントです。
一気にブレーキを放してはいけません一気に放すことによってせっかくフロントに乗った荷重が無くなってしまうからです。
次に出口にコーナーの向かって今度は横グリップから縦グリップ移行していき、アクセルも少しづつ踏んでいきます。ここでハンドルも戻しつつコーナーの出口へと向かいます。
縦グリップが強くなっていない時にアクセルは踏んではいけません。加速するためには縦グリップが必要で、横グリップが強い時にアクセルを踏んでもスライドする危険性の方が高いからです。
もしコーナリングでアンダーステアが出た場合は侵入時の荷重移動が出来ていない。
もしコーナリングでオーバーが出たらブレーキのリリースが少ないためにオーバーステアになります。
ブレーキングは基本をまず理解してください。
100㌔からのフルブレーキと50㌔からのフルブレーキの制動力はどちらが大きいと思いますか?
実は殆ど同じです…
なのでスピードが乗っているのでブレーキを放せないと、制動力が多くなり、その結果オーバーになります。逆にリリースし過ぎてしまうとフロントの荷重がなくなりアンダーになります。
しっかりブレーキして徐々にリリースしていけば失敗の少ないコーナリングが出来ると思います。
ではここでクイズです。
いつもより早い速度でコーナーに侵入した時はコーナリング中のスピードも速くなっています。
この時にブレーキはいつもより長く踏むかいつもより早くリリースするか…
答えは早くリリースするです。
フルブレーキング中は曲がることが出来ません。ですのでいつもより早い速度で侵入した場合、早くリリースしないと曲がれないと言う事になるのです。
もし速度が速くてブレーキのリリースが遅れた場合コーナリングの途中でアンダーになり、結果アクセルを踏むことが出来ずにタイムが落ちてしまいます。
闇雲に走っても上達はしない
ただ走りこめばいいというのはただお金を無駄に使っているのと変わりありません。
止まるポイント、通るクリップポイント出口から次のコーナーに向けての動き…すべてイメージを浮かべて走ることが大切です。それから目の前しか見ていないのは絶対早く走れません。
必ず次の目標に目を向けて走ってください。
それではまたお会いしましょう(=゚ω゚)ノ
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