ポルシェがアウディーに送ったメッセージとは
こんにちは大塚です。
今日は私的にはすごく感動した話だったのですが、ポルシェがルマンを去ることが決定しているアウディにメッセージを送った話で話題になっていたのでご紹介いたします。
ポルシェは15日にポルシェの公式YouTubeでアウディーにメッセージを送ったのですが、その内容が、ルマンで帰ってくるのを待っていると言うもの…
出典<youtube link>
そもそもなんでライバルであるアウディーに送ったかと言うと、一時期ポルシェはルマンを退いた時期がありました…その時にアウディーがポルシェにあてたYouTubeのメッセージ内容が、戻ってくるのをいつでも歓迎していると言う”Welcome back”でした。
出典<youtube link>
その動画をいじって作ったポルシェはWelの文字を消してcome backにしたという動画です。
ルマン24で毎年ライバル関係だったアウディとポルシェのこのやり取りがスポーツカー業界での大変さや、その中で戦ってきた相手への称賛を感じた時に、素直にこう思いました…。
凄い…
感動してしまいました本当に…いや~ジェントルですね…。
なぜアウディーがルマンを諦めなくてはいけなかったのか…
それは親会社にあたるフォルクスワーゲンに原因があります。
フォルクスワーゲンが2015年9月半ば頃にVWの一部の車に排出ガス規制を逃れているという事実調査を米環境保護局(EPA)が行った。そして米司法省も規制試験の不正を認めたことから刑事捜査に発展…対象の車は2009~2015のVWのジェッタ ビートル ゴルフ、2014~2015のパサートや、傘下の独アウディーのA3の5つの車種でした。
問題はさらに深刻化…この事実が明るみになってからアメリカ本土だけでなく、顧客である世界中に火種が飛んでいき、大きなメーカーであるがゆえにかなりの損害が出ました…
それから広がった世界での被害補償
世界中に売った対象車のリコールは勿論、アメリカは勿論ブラジル、中国、イタリア、オーストラリア、インド、EUなどで罰金や制裁金、消費者への補償金など世界中から殺到…
こうなったら対応に追われるどころの騒ぎじゃありません…
ちなみに日本では正規ディーラーを通さない36台のみ該当…日本はよかったんですね…
これはもうルマンどころではないし、そもそも出れませんね…でもルマン自体はさみしいなあ…
アメリカの制裁金だけでも2兆円越えですよ…なんてひどい…
もう不正はやらないでしょうね…記事書いててがっかりします…でも最前線で働いていたルマンのスタッフたちがいつか戻ってこられることを本当に期待しております。
アウディさん是非戻ってきてください。
それではまた…