こんにちは、大塚です。
熱対策と言っても色々ありますが、
今日は外気について考えてみようと思います。
最近サイドダクトを付けているs660をよく見かけるようになりました。
それはs660のエンジンルームの熱に対して
多かれ少なかれ皆さんが気にしていると言う事なのかもしれないですね。
好きな方にはルックスも良く、熱対策になるのかもしれません。
s660の構造上エンジンの熱対策は必須です。
でもやみくもに風を入れたらデメリットが顔を出すかもしれません。
どんなデメリットがあるのでしょうか??
サイドダクトのメリットデメリット
サイドダクトは、その形状により多かれ少なかれ
エンジンルームにフレッシュエアをお取り込むことができるパーツですよね。
と言う事は取り込むエアの多さによって抵抗が出ていると言う事です。
取り込むエアの多さに比例して風が出ていくようになればいいのでしょうけど
抵抗になっているのは間違いありません。
t-racingさんはそこも対策してカスタムしています。
出典
ふくぴょん@t-racing.net
@fukupyontrc
t-racingの福島様には許可を取ってあるので紹介させていただきました。
さて、
話は戻りますがt-racingさんのマシンはサイドダクトを付けています。
サイドダクトは空気が多く入るために車にかかる抵抗も大きくなります。
サイドにダクトを付けた代わりに空気の逃げ場を作った場所…
テールの中央付近下に開けてある横長い穴がそれです。
ここを開けることによってサイドのエアダクトから入った空気が
エンジン後方から抜けやすくなります。
さらにそのお陰でエンジンルームの熱は冷えやすくなり、
結果インタークーラーの吸気温低下につながると思います。
ただ空気の抵抗がない方がいいと言っているわけではありません。
空気の抵抗のかかり方によっては問題があると言う事です。
分かりやすいお手本ですね。
実は先日FRPのサイドダクト付きのフェンダーを作りました。
ですが速度が伸び悩んで付けないことにしたのです。
僕もリアの穴をあけることも考えたのですが…
他に最高速度を伸ばしながらの冷却方法はないのかと
もう一度考えることにしたのです。
空気抵抗で具体的にスピードがどう変わったのでしょうか?
では分かりやすくどう変わったか??
僕の車はフロントにスポイラー
リアにちょっとしたウイングが付いています。

SONY DSC

SONY DSC
これによって何が変わったのか…
コーナリングの良さが上がった代わりに
コース上で180キロ出せていた区間で174キロに減りました。
正確には174キロ以上
上がらなくなったといった方がいいかもしれません。
もちろん季節によって外気温が違うのでそのせいもあるかもしれません。
今は7月で気温は34~38度くらいまで上がっている日もあります。
しかし180キロ出していた時よりもパワーが上がっている状態で…
と言う事はただスポイラーとウイングを付けただけの場合は
もっと速度が下がっていたと言う事かな?
もちろんその分コーナーで安定するなど他の部分で
結果的に早く走ることは出来ています。
要は走る場所によってセッティングで変わると言う事なのです。
問題がある空気抵抗
ではどんな場合が問題なのでしょうか??
単純にダクトを付けた…
ダクトの穴を広げた…
格好だけのエアロを付けた…だけの場合、
タイムロスやデチューンにつながっている可能性は否定できないと思います。
それくらい純正のパーツはよく考えられています。
以前の記事で書いたインタークーラー交換についてなどもいい例で、
下手に変えると…お金かけてデチューンに…
求める速さがどういうものなのかにもよりますが、
サーキットだろうが峠だろうがs660が楽しい車であるために…
何かを変えたらそこと別の場所にひずみが出る…
車のチューニングに終わりはないのかもしれませんが、
どこをどうしたらどこがどうなる…まで考えながらチューニング
又はカスタムすることによって
もっとカーライフを楽しいものにしてくれるのかもしれません。
素人考えかもしれないですが、今の所車のチューニングは
いい方向に向かっていると思っています。
まだまだやりたいことだらけなので、
お暇がある方は読んでくださると嬉しく思います。
いつも読んでくださってありがとうございます。