こんにちは、大塚です。
今日はボルテックスジェネレーターについてお話していこうと思います。
皆さん、ボルテックスジェネレーターはご存知ですか??
空力を考える時に思い浮かぶ効果と言えば冷却とダウンフォースですよね。
こちらがボルテックスジェネレーターです。
これによってどんな効果があるのでしょうか??
それでは一つ一つ説明していきます。
ボルテックスジェネレーターとは
ボルテックスジェネレーターは飛行機の翼に使われているもので、
その効果は空気の乱流を発生させることによって
乱体の渦ができ、それがさらに早い速度の流体と混ざることにより
壁面近くの流体へ運動が盛んに供給され続ける事によって、
層流境界層よりも剥離しにくくなる効果があります。
つまり
付けている場所付近は流風が車体からはがれにくくなっている状態なので、
その結果ダウンフォースと清流効果が得られると言う事です。
車は空気の壁に向かって走っています。
速度が上がれば上がるほど空気の影響を受けやすくなります。
その為空気が車体に入るルートがめちゃくちゃだと
車は安定しません。
なので空気の流れを調整する事によって大きなメリットになるのです。
ボルテックスジェネレーターの付ける場所
ボルテックスジェネレーターを付ける場所は
ボディでは車体後方やミラーなどの突起物付近や
ルーフ後方です。
出典http://www.shinko-chem.com
車体下ではデヒューザーなどに付けるのがいいでしょう。
車体下も??
と思われて方。
実は車体下は空気が横から入ってきたりもしているので
不安定になりやすい場所なんです。
しかも空気を整流する役目もありますので、
きちんとリアまで風を流してあげる事で
負圧が発生し、ダウンフォース効果もあるのです。
余談ですが、これに車高を下げる事によって
更に流速が早くなり、負圧が大きくなって
ダウンフォース効果もぐんとアップします。
ですがフロントからしっかりリアまで流さなくてはいけないため、
フロントデヒューザー前方から付けて出来れば中央、
そしてリアのデヒューザーを付けている人はたいてい
清流効果のある形になっているものがあるので
ない場合は付けるといいでしょう。
そして密集して付けるのではなく
10㎝~15㎝ほど放して付けた方が効果もあるでしょう。
ボルテックスジェネレーターの価格
ボルテックスジェネレーターは大体1000円程で売っていますが、
自分で作ることもできます。
作り方は今度別の記事で上げますので、
そちらを参考にしてください。
意外に侮れないパーツですが、こんなに安くて
車の挙動が少しでも安定してくれるなら
費用対効果は抜群だと思います。
それではまた(‘ω’)ノ